withコロナから住まい探しを考える

withコロナから見えてきたもの
~マンションと戸建ての考え方が変わります~ 

都心のマンションに住む時代から戸建てを見直す時代へ

今まで誰しもがあこがれていたマンションのステータスといわれていた内廊下、エントランス、キッズスペース、コンシェルジュ、エレベーターは不特定多数の共有スペースであり、今後も定期的に感染症が流行することを考えると避けるべき空間になるだろう。
 テレワーク時代がすぐそこに来ている中で狭い都心のマンションに住む理由がなくなりつつあります。
これまでは多少高くて狭くても毎日の通勤時間短縮のために都心のマンションを共働きで購入する世帯が多かったのですが、新型コロナウイルスの感染拡大により住まいのあり方、探し方が大きく変化しつつあります。
 私たちは、マイホーム購入のお手伝いをする機会が多く、今後どのようにマイホーム選びが変わっていくかを「お手伝いする側」として考えてみました。
まず皆さんが思うことは「早く元の生活に戻りたい」と願っているのではないでしょうか。日々更新される情報から推測してもすぐに元の生活に戻るのは難しいと考えるのが妥当だろう。
今後も新たな感染症が流行する可能性は高く、ワクチンや治療薬はすぐに出てこないという可能性を視野に入れて生活戦略を立てなければならない。確かな治療をする術がないままある程度の期間は生活をしなければならない。それならば予防策・対応策を考えて感染拡大防止など一人ひとりができることを家選びからも模索し努めるべきではないでしょうか。
 

 感染経路についてのおさらい
新型コロナウイルスの感染経路
1)感染者のくしゃみ、せき、つばなどの飛沫(ひまつ)と一緒に放出されたウイルスを口や鼻などから吸い込む「飛沫感染」
2)ウイルスが付着したものに触った手で口や鼻を触って粘膜から感染する「接触感染」があるとされる。 

目 次
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  感染症から
マンションを考える 
 
 
   感染症から
  戸建てを考える

 

 
  テレワークから
   生活を考える
 
 
 
 

 1.感染症×マンションを考える

 

3密」を避けるのが感染拡大を防ぐ条件とされているが、マンションには密閉、密集、密接の“3密”が発生しやすい場所が多く、敷地内や建物内で他人と接触する機会を避けられず集団感染のリスクは高いとされている。
マンションでは敷地に入ってから自宅玄関までいくつもの共用部が存在し、エントランスはもちろんオートロック、エレベーター、廊下、ごみ置き場、ポストなどマンション居住者はもちろん訪問客や宅配ドライバー、管理人など不特定多数の人が接触をすることになり、万が一、その中の一人でも感染者がいた場合には急速に感染者が増えるリスクは多いことは否めない。管理会社がしっかりした管理体制で消毒や清掃などこまめに行ってくれれば問題はないのだが、現実としてご年配の管理人さんが多くどこまで消毒・清掃をカバーできるかも疑問に感じる。このようなマンションの構図はクルーズ船や介護老人ホームなどと共通する部分が多い。
中国の古いマンションでは感染者の一室から下水管を通じてウイルスが各住戸に広がり感染拡大したという例があり、上の階からともなれば被害はマンション全体に及ぶ。マンションの老朽化が進む日本でも同じことが起こるのではないかという不安は拭いきれない。
また、節電のため換気装置がストップする場合もあるのでその点にも注意が必要だ。専有部も不安はある。角住戸でない限りほとんどの一室は2面しか窓を確保することができず空気の循環がうまくできない。廊下側に窓がある場合は開けていてプライバシーの問題や侵入者の出入り口にもなってしまいほかの問題も起こりえるかもしれません。

 
 
 

 2.感染症×戸建てを考える

 

戸建てはマンションと比べると広さを確保することができ各スペース、廊下や階段、トイレにも窓が設けられていることが多く換気には比較的不自由することがなくそれだけでも感染症の対応をとりやすくなるのではないでしょうか。
共用部がないので他人との接触も比較的抑えられ、来客や宅配ドライバーなど一部接触は避けられないかもしれないが、どうしてもという場合にはすぐにドアを消毒し自分で感染を抑えるよう努めることができます。
もしご家族に感染者や感染疑いの方が出てしまった場合も100㎡近くある戸建ては各階で非感染者と居住スペースを分けることができる。トイレの使い分け、食事も部屋で食べてもらうなどスペースに余裕があるため比較的安全に対応ができる。
マンションでも100㎡を超えるものはあるがそのような物件はわずかで高価格帯になることが多く手がとどかない場合が多い。それだけに、エリアを選ばなければ購入しやすい価格帯もある一戸建ての方が今後需要は増えてくるだろう。

 
 
 

  3.テレワーク推進・学校休校による
  生活環境の変化から住まいを考える

 

昨今、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、すごい勢いでテレワークが広がっている。
コロナの影響で学校や幼稚園、保育園等が休みになり、マンションの上階、隣室からの騒音問題に一日中悩まされるということも起こり始めている。普段は通勤して会社で仕事をしているため気づかないことも生活環境が変わったことによって平穏な生活環境を奪われかねない事態が起こっている。音に気をつけて欲しいとお願いすればいいのかもしれないが、隣人とギクシャクするのも嫌だと日本人は気が引けて言えない人が多い。テレワーク推進が始まり自宅で仕事を行わなければいけない状況の中、騒音が気になりスムーズに仕事が進まないということも自分の空間を確保できないマンションで起こっている問題の1つです。これまで生活が仕事を中心に回っていた多くの人にとって、勤務先で働く時間が長く家にいる時間は短いのが当たり前でした。それが「Stay home」と言われ逆転現象がおきてしまいました。
通勤ラッシュから解放された一方、「家族そろって1日中過ごすには広さが足りない」「いまの自宅では集中して仕事をできる環境をつくれない」といった問題が生じている。家族と過ごすリビング空間・仕事をするスペース、テレワークが浸透していけばアフターコロナでも働き方や住み方を見直す動きは進むでしょう。せっかくなら家族との時間を有意義に過ごしたい。そのためにどのような住まいを選択すればよいのか自ずと答えは偏っていくだろう。
周りを気にせず比較的自由に生活できる戸建ては隣家と空間が離れているため多少子供が走り回る程度なら周りに迷惑をかける心配もありません。
体験型ゲームで家族と盛り上がることや家族だけで共有する空間、テレワークなど集中して作業をするプライベート空間のメリハリをつけることもできます。自粛で家にこもるとしても、お庭いじりで気分転換をすることもできます。そのほか、テレワークの面から通勤方法も変化があるかもしれません。毎日出社しなくてもよい企業が増えてくるでしょう。満員電車にゆられ通勤すれば感染のリスクも増えるため毎日出社しなくてよいのであれば車通勤を許可する会社も増えてくることでしょう。そうなれば駐車場付きの戸建てのニーズが上がってくることは間違いありません。
 
緊急事態宣言が発令され自粛傾向にある今だからこそ、住まい探しを考え真剣に一から見直すべきではないでしょうか。
コロナウイルスだけではなくノロウイルス・インフルエンザなど様々な感染症にも対応することもできます。
住む人の安全・安心・仕事の仕方という面からも、住まい選びが見直され、マンションから一戸建てへという流れが加速していくでしょ。

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